自燃人たれ
水槽に熱帯魚のグッピーを100匹入れて飼うと、餌をやっても、それを口にできる「勝ち組」と、ありつけない「負け組」に分かれ、それは、ほぼ50匹対 50匹の半分ずつになるとか。
それでは可哀想なので、負け組だけを別の水槽に移して、50匹ずつにする。すると当初の勝ち組と負け組の中でも、それぞれ25匹対25匹で、新たな勝ち組と負け組が生まれてしまうそうです。
これだけでも充分興味深いが、本当におもしろいのはそれから先で、新たに生じた「勝ち組の中の負け組」と、「負け組の中の勝ち組」を一緒の水槽に入れると、今度は、一度は負けたはずの「負け組の中の勝ち組」の方が餌にありつくようになるという。この話を思い出したのは、さる会合である経営者が会社には、3つのタイプの社員がいる。それは「自然(じねん)型」「可燃型」「不燃型」(ゴミの話ではないですよ。)
自ら燃える人、人に刺激されて燃える人(もしくはされないと燃えない人)、そして全然燃えない人です。特にこの不燃物型の人は・・という話です。ネガティブに考えるのではなく、もう少し前向きに考えるとこの前述のグッピー理論を用いたいから、なのかもしれません。この話の教訓は、以下のようになるのか・・
1.集団はある環境の中におかれると、その中に優劣、強弱の差が必ず出てくるものである。
2.勝ち負けは、絶対的なものではない。一度負けても、次に勝ち癖がつけば、それからは勝ち続ける可能性もある。もし、自分が不燃物型なのかなと意識したら、今から行動し、今期、頭でお話しした「強い、戦える組織」づくりに参加して頂きたいと願うばかりです。
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