前田語録
前田語録-2
「若い社員で、ボーとしている奴を見ると本当に腹が立つんです。私の今の情報量で、もう一度20代からやり直してみたいと思う・・でもその時代にいれば、やはり同じ事考え、キリないでしょうしね・・結局、今を大事にしなければならない・・ということになります。ただ、いい大学に入る、ということは、目的ではなく、目標だったんだと、手段だったと何故気が付かない。目標と、目的すら分からない奴・・本当に腹が立ちますね。いい大学に入ることが目的だった人は、そこで終わっていますね。 社長になると、今まで役職があったにせよ社長になると、ホントにびっくりしますけど、情報量が10倍増えます。そういう意味でも、他の社員との差が開きすぎています。」
(永六輔の岩波新書のシリーズを紹介しました。その後に・・)
「"芸人"、"職人"、"商人"、このくくりはいいですね。世の中、仕事でくくれば、この三種類の人間に分けられるのかも知れない。で、私は"芸人"だと思っています。営業は芸人です。子供の頃から、落語が好きで"笑い"というのもを自分なりに研究しました。
で、人はいつ、どのタイミングで笑うかというと息を吸って、吐く・・息を吐く時に、笑う、ということに気が付いて・・
ですから、プレゼンテーションの時でもなごませようというタイミングは相手が息を吸ったタイミングに、合わせないと相手は笑いません。"間"と言うモノも営業の場面では大事な要素なんです。」
「営業でファッションが、大事なのは当たり前ですがポイントは、時計です。"自分を変えようと思ったらムリしてでもいい時計をしろ"と、友人には言っています。理由は・・・よく分かりません。」
「今までの人材派遣は、ほんとに口入れ屋というかクライアントから1500円で、スタッフには1200円というのをクローズでやってきた。一方は(クライアント)1500円の人材と思い、一方は(派遣社員)、1200円ぽっち・・という。この両者の思いは、当然すれ違います。そんなことより、その辺はオープンにしよう、私たちは、エージェントなんだと考えよう。その人の能力を、活かす仕事先を交渉して紹介する。その労賃は、私どももエージェント(代理人として)としてきちんといただく。その人が、しっかり働けば当然スキルも上がる。上がれば、賃金の交渉もでき、私どもも潤う。そして、スキルを上げるためにも、その援助を惜しまずにバックアップしたい。スキルが上がれば、私どもも自信を持って、仕事の紹介ができることになる。この善循環を作るためには、人材派遣会社は、"パーソナル・エージェント"という概念が必要だと思う。
吉本新喜劇は、タレントを派遣していても、派遣会社といわない。あれは、人材のマネジメント、タレント(能力)のマネジメント会社なんだと。派遣社員であっても、弁護士も税理士もメイクアップアーティストも当社がバックアップするから、自信を持ってやっていけるようにしてやりたい。ま、先の話ですが・・夢としては持っています。」
「IT産業が華やかですが・・でもいいですか、e-コマースと言ってもですよ、電話線の中を"本"が"車"が通ってくるわけではないんですよ。その電話線の前後には、梱包する人、配達する人、と必ず人がいるんです。IT産業も、結局人によって支えられているという所がスコーンと 忘れられている。
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