マトリクス・SDという会社
会社とは
今期の冒頭に私は、「今期を第二創業と位置づける」とお話ししました。
そのために会社をRE DESIGN(リ・デザイン)します。
前回にもお話ししたように、会社は時代や、環境の変化にあわせて、進化し続けなければなりません。私たちも、「個人情報保護法」を受けて、コンプライアンスを集中的にやってきました。
その議論の中で、コンプライアンスは、まず、お客様のためにある、というのは全くもって正しい,しかしそれは何の為にと言うところまで踏み込んで考えて欲しい。
全ての企業が、その会社の存続の為にという前提あってのことだと。会社があるから、私たちの生活があります。
会社があるから、お客様があるのだということです。いつの頃からか、会社に対してモーレツに働く会社人間が軽視され、「個の時代」だなどと言われるようになりました。
「自分自身のために働くことこそ美徳」「会社のために働くなんて時代遅れ」 そういう風潮になりました。
だったら、自分で事業を立ち上げればよいのです。自分の勉強の為なら、授業料をいただきたいくらいです。会社に入社して、自分のためだけに頑張るのでしたら それこそ同僚に迷惑をかけても自分さえよければ、ということになりかねません。やっぱり会社に勤める以上、仕事は「会社のために」なのです。
「会社のために働くか」「自分のために働くか」なんていうことは、ダメサラリーマンに限って延々と議論しているだけであって、力のある人は、 「仕事をこなしていたら、自分のためにもなっていたし、会社のためにもなっていた」 と思っているものです。
誰のために仕事をするか、ではなく、自分の仕事が誰のためになったのか、というところを競ってもらいたいものです。
「会社のために!」とだけ思っていた多くのダメサラリーマンたちが、 会社の名前を使わないと仕事ができないような無能な人間になっていき、 会社のプライドを守るため悪事を隠匿して悪い社内体質になっていったという事実も確かにあります。
だからといって「自分のために!」「個の時代だ!」なんて叫ぶ人たちがものすごい能力を発揮したかというと、決してそうとは思えない。
結局会社にもなじめず会社には迷惑をかけ、何の成果も残せない単なるわがまま、そんな、「もっとダメサラリーマン」も急増してしまったのも事実。
自己評価を高くしてはいけない。少なくとも会社において評価と判断は私の仕事です。当然リスクと責任がありますから。ですから自己評価の基準を高く持って欲しい。いい仕事をするということが、会社のためにもなるし、自分のためにもなるものです。
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