ビジネスとは
星を見上げることを選ぶ人間になりたい
ビジネスの世界とは、人間たちの喜怒哀楽が渦巻く生々しい現場です。
でも、それぞれの立場や役割を演じつつ、実は今日の1日を一喜一憂しながら暮らしている愛すべき生活者以外の何ものでもありません。
懸命に経営努力を繰り返す企業や組織も実は切れば血が出る人生の集まりであると私は考えています。
個である人々が自分らしさを探し、自己実現を目指す場が「仕事場」である「この会社」です。 この会社で伴侶をみつけたカップルが我が社にはいますが・・・出産し、かつ懐妊された方も今年、2組もいます。
20代、30代、40代、50代、60代と創業10年足らずの会社には見られない世代がこの会社では営んでいます。 でしたら、この会社をみんなで育てて欲しいと思います。先日、夜テレビを見ていたらインタビュアーの茂木健一郎がオスカー・ワイルドの小説の一節を引用して、こう言っていました。
「われわれ人間はみんな、ごみための中にいる。でも、その中の一握りの人が、星を見上げている。」と。
イチローがその言葉を聞いて、「自分もそうありたい。」と言い、続けて、「でも、僕にも見えませんよ。僕も暗闇の中にいるんです。でも、星を見たいと思う。」と言いました。珍しく、私は感動したんです。
我々も、星を見上げることを選ぶ人間でありたい、と。
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